第33回SEEDTIME!
透析だけはしたくない!!
本日は和田先生からの発表でした。透析導入拒否、維持透析継続拒否などの対応に迫られることも少なからず経験されます。
本人からの明確な透析導入拒否を受け、対応した内容を発表してもらいました。四分割法、家族カンファレンスと用いて、本人の意思決定支援をうまく行なっていました。
【参加者からのコメント】
「疾患治療もしっかりと行い、症状改善したことを「浮腫がよくなるとこんなに楽になるのか」という理解につなげられたことが良かった」、「家族を適切に巻き込んでいるのが素晴らしい」、「どんな意思表示であっても真摯さが最後まで貫かれているのがとても重要だった」と意見が上がりました。
【全体コメント】
困難症例に出会った時の意思決定支援方法のひとつに、四分割法があります。物事を完全に客観的に見ることは難しいですが、この四分割法は倫理的側面に関して4つの項目に分け、なるべく広い視点で整理する方法です。一人で行なっても十分ですが、多数、多職種で議論すると、自分だけでは考えつかなかった内容も入ってきます。ぜひ活用していきたいですね。
また、最近チャンピオン症例が増えてきたので、是非次に繋げるためにも「なんかうまくいっていない・・?」という症例をまたガシガシ出していきましょう!
NEXT STEP
・どんな状況でも真摯さを忘れない
・四分割法を多職種で活用していく