【第130回湘鎌総診SEEDTIME】
本日の第130回湘鎌総診カンファレンス~SEEDTIME~は、部長の宇井先生より
「総合診療医のキャリアを取り巻く過去(タテマエ)と未来(ホンネ)」ということで、
総合診療医としてのキャリアについて、ご自身の経験を交えつつ発表いただきました。
総合診療医のキャリアとは何か
総合診療医は、医学的知識はもちろん、患者さんの社会的側面や地域全体を診る力も必要とされます。
「フィジカル・ソーシャル・ライフ」、この3つが合わさって「ジェネラル」となるわけです。
ジェネラルに診療するなかで、自分のやりたいこと、得意分野を伸ばしていく。
皮膚科もみれるジェネラリスト、臨床推論が得意なジェネラリスト、緩和医療が得意なジェネラリスト、内視鏡もできるジェネラリスト。
総合診療医は様々な場面・地域で自分の強みを活かせる、自分のやりたいことなら何でもできるキャリアなのだと再確認しました。
会場の意見
- 自分のやりたい総診像を見つめなおすことができた。
- 「キャリア」と「趣味や家庭」がぶつかった際、どちらをとるか悩ましいが、どちらもとるのも正解。
- 思った通りにうまくいかないことがほとんど、自分が通った後にできあがるものがキャリア。
- “人生の8割は偶然で決まる”
- 自分がどうしたいのか、自分を見つめる。
- キャリアは、自分の人生を充実させるためのプラン。
- なるようになる。宿命を受け入れる。宿命をむしろ楽しむ。
ひとこと
最後は人生論にまで話が膨らみましたが(笑)、総合診療医としてのキャリアは可能性がたくさんあるなと
ワクワクするカンファレンスでした。
下のリンクは、カンファレンス中に引用させていただいた、日本プライマリ・ケア連合学会の「総合診療医という選択」です。