第37回SEEDTIME!
つらい人の外来がつらい・・・
本日は福田先生からの発表でした。今回もまた詳細は伏せておきますが、他診療科の外来通院を行ったほうが良いと話しつつも、なかなか進まない。治療も進まない。でも外来に来る・・。話を聞いて、でも何もできていない自分に嫌になってくる・・。
そんな発表でした。これは内科医あるあるネタなのでは!?と思いながら話を聞いていましたが、みんなの反応は・・・
【参加者からのコメント】
・外来に来ているという時点で、何かしらの患者さんのニーズを満たしている
:嫌なら勝手に患者さん側から離れていく。患者さんのためになっているか?と同じくらい大切なのは、こちらがこちらのペースでしっかりみていくことができているか?ということ。あらかじめクロージングも決めておき、その後の発言、相手の感情などで引っ張られてしまわないように。
・陰性感情は期間が空けば空くほど増強していく
・動機づけ面接の実践として、ポジティブな上澄みをすくって話していくのが重要
【全体コメント】
「外来を‘‘楽しい’’と思ってやりましょう!!」
という一言に尽きる症例でした!どうしてもネガティブで終わってしまうことは、もちろん患者さんもですが、我々担当医も辛いものがあります。でもだからこそ、ポジティブな面を引き出す!というのは重要なスキルでもあります。
全人的な医療という面からも、社会的環境評価は大切です。良好な距離感ができてきたところで、さらに突っ込んでみるといろいろな物事が進んでいくのかもしれません。
NEXT STEP
・患者さんも自分も辛いときこそ、ポジティブを引き出す
・外来は患者さんのためを大前提として、楽しんで行う