第32回SEEDTIME!
かかりつけを変えたい
本日は福田先生(松本先生)からの発表でした。外来を担当していると、「かかりつけを変えたいんです」と相談を受けることもしばしばあります。
当院は急性期病院ですので、かかりつけ医としての機能を発揮するのも時に難しいことがあります。ただ、我々の行う医療はACCCAの5つの理念を備えている必要があります。この地域が行う医療として、どのような形が最適なプライマリケアの形か、考えることが大切かもしれません。
「なぜかかりつけを変えたいと思うのか、背景を探る」、「かかりつけ医になりうる場所を具体的に提示する」など色々な意見が出ました。いずれも重要視しているのは、「目の前の患者さんが最適な医療を今後も受けられること」でした。
「地域の先生との関係も考えなければならない」という、今までとは別の視点からみた、重要な意見も出ました。病院内のみならず、地域全体として医療従事者一人一人が全力を出せるような環境を目指す必要があります。②に対する明確な答えは存在しないことが、改めて分かりました。ただ、その答えを探る時に忘れてはならない視点を数多く見つけることができたカンファレンスでした。福田先生お疲れ様でした!
NEXT STEP
・「目の前の患者さんが最適な医療を今後も受けられる」ことを目指した医療提供を行う。
・「地域医療を担う一人の医師」としての立場を忘れない。